海外ノマドにとって「時差」は最大の壁
海外ノマドとして働く上で、自由でワクワクする一方、必ず直面するのが「時差との付き合い方」です。
日本のクライアントとやり取りをしている場合、
- 「夜中に打ち合わせが入ってしまった」
- 「昼間は遊べるけど、夜に集中力が切れる」
- 「予定を日本時間でメモしたら間違えて忘れた」
こんなトラブルはノマド初心者あるあるです。
私自身、これまでに30カ国以上を旅しながら働いてきましたが、時差をうまくコントロールできるかどうかで、生産性も生活の充実度も大きく変わると実感しています。
この記事では、海外ノマド初心者が知っておきたい 時差がある中での仕事術 を、集中力とクライアント対応の両面から紹介します。
時差がある中での働き方の課題
まずは「なぜ時差が大変なのか」を整理しましょう。
1. 仕事のスケジュール調整が難しい
クライアントが日本にいる場合、時差があるだけで打ち合わせや納期の調整が複雑になります。
- 東南アジア(例:タイ)なら時差2時間程度 → 調整は比較的簡単
- ヨーロッパ(例:スペイン)なら時差7〜8時間 → 日本が夜の時間にこちらは昼間
- 南米(例:アルゼンチン)なら時差12時間以上 → 昼夜逆転の生活になることも
2. 集中力の維持が難しい
海外にいると、観光や交流の予定も増えます。
「せっかく海外にいるのに、ずっと部屋にこもって仕事だけ…」ではもったいないですが、遊びすぎて集中が切れるのも問題です。
3. 時間管理ミスによるトラブル
予定を「日本時間」で記録してしまい、現地時間とズレて参加を忘れてしまうケースは本当に多いです。
「日本時間で予定管理」+「現地時間でのメモ」
が欠かせません。

集中力を保つための生活リズム
時差のある環境で集中して仕事をするには、生活リズムの工夫が重要です。
1. PCは日本時間、スマホは現地時間に設定
- PC(仕事用デバイス):日本時間
→ クライアントとのやり取りで時差計算をしなくて済む - スマホ:現地時間
→ 日常生活や移動のスケジュール管理に役立つ
この使い分けをするだけで、「うっかり時差計算ミス」がマジで激減します。
2. 短時間集中 × 遊びの両立
せっかく海外にいるのだから、観光や交流も楽しみたい。
そのためには「間延びさせずに短時間で集中して仕事を終わらせる」ことが大事です。
- 朝:深夜に会議があった場合はしっかり睡眠をとる
- 午前中:集中して2〜3時間で仕事を片付ける
- 午後:観光や交流の時間に充てる
- 夜:日本との打ち合わせやメール対応
このようにリズムを決めてしまうと、生活と仕事の両立がしやすくなります。
3. カフェやコワーキングを活用
環境を変えることで集中力は大きく変わります。
- Wi-Fiと電源のあるカフェ
- コワーキングスペース
- ホテルのラウンジ
特に「午前中に外で一気に仕事を片付け、午後は自由時間にする」スタイルはおすすめです。

クライアントとの時間調整方法
最後に、もっとも重要なクライアントとの時間調整の工夫を紹介します。
1. 日本時間ベースで予定を把握する
クライアントが日本にいる場合、基本は日本時間で管理するのが鉄則。
PCのカレンダーは日本時間に固定しておきましょう。これで「朝10時(日本時間)って何時だっけ?」という無駄な計算が不要になります。
2. 現地時間でのメモも忘れずに
ただし、現地での生活は現地時間が基準になります。
Googleカレンダーや手帳に「日本時間10:00(現地時間○:○)」と両方書いておくのが安心です。
これを怠ると「現地時間で夜中に会議があったのに寝過ごした」という悲劇が起こります。
3. 打ち合わせ時間は柔軟に交渉
クライアントには、時差のある生活をあらかじめ伝えておくのがベター。
「午前中の会議は難しいので、午後か夕方にしていただけると助かります」と一言添えるだけで、無理のないスケジュールが組めます。
4. 時差を逆手に取る働き方
- ヨーロッパ滞在中 → 日本が夜の間に仕事を進め、朝一で納品
- 南米滞在中 → 日本の夜に会議し、翌朝までに作業完了
時差をネガティブに捉えるのではなく、「クライアントが寝ている間に成果を出す」という発想に変えると一気にラクになります。
まとめ:時差を味方にすれば、海外ノマドはもっと自由になる
海外ノマドにとって時差は避けて通れません。
- 課題:スケジュール調整・集中力維持・予定管理の難しさ
- 生活リズムの工夫:PCは日本時間、スマホは現地時間/短時間集中で仕事と遊びを両立
- クライアント対応:日本時間ベースで管理しつつ現地時間メモも併用、打ち合わせ時間は交渉、時差を逆手に活用
最初は戸惑うかもしれませんが、工夫を重ねれば時差は「デメリット」ではなく「武器」になります。
👉 日本が夜の間に働き、朝には成果を届ける。
そんな時差を活かした働き方こそ、海外ノマドならではの醍醐味です。
これから海外ノマドを目指す方は、ぜひこの記事を参考に、自分なりの「時差ワーク術」を確立してください。